USB 機器を LAN 経由で使えるデバイスサーバ DS-600 の中身について紹介します.
概要
発売元は,これまで多くの USB デバイスサーバーを発売している サイレックス・テクノロジー.
今までは,USB 2.0 までの対応だったのですが,DS-600 で USB 3.0 に対応しました.
性能
早速,PFU のスキャナ ScanSnap SV600 に繋いで使ってみたところ,とっても快適.ギガビットの有線 LAN と USB 3.0 対応が相まって,直接 USB 接続しているのと遜色ない速度.細かいことをいうとワンテンポ遅れる感じではあるのですが,使い勝手としては快適そのもの.
ScanSnap SV600 みたいな場所をとる機器だと PC の近くに置くことが難しいこともあるのでかなり助かります.
中身
中身が気になったので分解.中身は意外とシンプルです.
心臓部は,Marvell の 88F6810.
心臓部は 1.8GHz の Coretex A9.ペリフェラルも充実した多機能なチップで,パソコンのようにも使えるようです.
基板上にはこのチップの他にはめぼしいチップがないので,どうやらソフトだけで Ethernet と USB の変換をしているようです.凄い.
発熱
ソフト処理ということで気になるのは発熱.スペックとしては最大消費電力 4.8W.サーモグラフィーでみてみると,こんな感じでそれなりに熱いです.
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