Google Domains が終了してしまったので,Cloudflare DNS に移行してみました.
ドメインの移行
ドメインの移行は下記の記事がわかりやすいです.30分もあれば手続きが完了すると思います.
GoogleドメインからCloudFlareに移管する。 - Qiita
Google Domainsサービス終了のお知らせ。皆さんがこの記事にたどり着いたということはご存知の通りGoogle Domainsのサ終が近づいてきているということでしょうか。https:…
User API Token の取得
ツールで Dynamic DNS の更新を行うための API Token を取得します.右上の [👤マーク] – [My Profile] – [API Tokens] と辿っていき,下記の設定でトークンを取得します.
「Zone Resources」,「Client IP Address Filtering」,「TTL」は設定不要です.
In-a-Dyn のインストール
Dynamic DNS の更新には In-a-Dyn を使います.
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$ sudo apt install inadyn |
この手のツールは Ddclient が有名ですが,In-a-Dyn の方が設定ファイルの書式が自然なのでおすすめです.
In-a-Dyn の設定
/etc/inadyn.conf
を開いて,以下のような記載を行います.
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period = 60 forced-update = 1800 user-agent = Mozilla/5.0 provider cloudflare.com { hostname = "*.kubernetes.green-rabbit.net" username = ドメイン名 password = 先ほど取得した API Token checkip-command = "snmpget -v 2c -c public 192.168.8.1 .1.3.6.1.4.1.1182.2.6.14.0 -Ov -OQ" } |
checkip-command
の行は,うちで使っている RTX830 の PPPoE の IP アドレスを取得するためのものなので,適宜書き換えてください.
次のようにして,エラーが出なければ成功です.
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inadyn --foreground |
コンテナ化
安定稼働させるため,コンテナ化しておくのがおすすめです.手元の環境では次のような Dockerfile
を使っています.
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FROM ubuntu:22.04 RUN apt-get update && apt-get install -y \ ca-certificates \ inadyn snmp \ && apt-get clean \ && rm -rf /var/lib/apt/lists/* COPY inadyn.conf /etc/inadyn.conf ENTRYPOINT ["/usr/sbin/inadyn", "--foreground"] |
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