埋込 USB コンセントのススメと注意点

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一般家庭ではまだあまり導入が進んでいなさそうな USB 埋込コンセントについて紹介します.

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はじめに

USB 埋込コンセントは,100Vのプラグではなく,USB Type-A や USB-C のプラグを直接挿せるようにしたものになります.下記のような外観になります.

複数のメーカから出ていますが,現時点ではパナソニックが最もラインナップが充実しており,下記から色々見れます.

埋込[充電用]USBコンセント | スイッチ・コンセント(配線器具) | Panasonic
パナソニックの埋込USBコンセントは、ACアダプタの混雑を解消。豊富なラインアップでスマートな充電環境を実現します。

メリット

USBコンセントがあると,コンセントとスマホをケーブルで接続するだけで充電できるので,ごちゃごちゃさせたくない場所でも充電スペースとして活用できるようになります.

シンプルなことですが,実際に使ってみるとこれがけっこう目から鱗で,新築するときに念のためつけておいたキッチンやダイニングのコンセントが便利な充電スペースとなって,我が家ではフル稼働中です.特にキッチンではタブレットを使うことが多いので,毎日のように使っています.夏場はUSB扇風機を挿したりも.

あと,最近は60Wの大出力に対応したものも登場し,ノートパソコンも問題なく駆動できるようになったので,ちょっとした事務スペースの机の高さに合わせて設置してあげると重宝します.

電気配線が来てないと設置できないので,これから家を建てる人はUSBの口があると便利そうな場所にコンセントを配置しておくと良いとおもいます.そうしておくことで,必要が生じた時に順次 USB に置き換えていけます.

注意点

使い始めると便利なUSBコンセントなんですが,1点注意点があります.それは,USB-Cのコンセントの場合,USB PD規格に対応した機器でないと充電が行えません.深く追ってないのですが,USB-Cの口は持っているものの,USB PDには対応せず,単純に5Vが給電されることを期待している機器の場合,充電が始まらないです.身近なものだと,USBヘッドフォンとかその筆頭です.

従って,接続予定の機器に合わせて設置するコンセントを選んであげる必要があります.そのうち改善されるかもしれませんが,今の所下記のように選んでおくのが良いと思います.

スマホ・タブレット・ノートPCの充電に使用する場合
USB-C の口が2つあり,60W給電にも対応した WTL1488W.
スマホとワイヤレスヘッドフォンの充電に使用する場合
USB-C と USB Type-A の口を備えた WTL147740W.
ワイヤレスヘッドフォン等の USB PD に非対応機器の充電に使用する場合
USB Type-A の口を2つ備えた WTF14764W.

我が家のキッチンカウンターの場合,スマホ・タブレット・ワイヤレスヘッドフォンを同時に充電したかったので,WTL1488W と WTF14764W を組み合わせています.

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