住友林業の床暖房が床下で水漏れ

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住友林業の家で、床暖房の水漏れが発生して修理してもらったので・顛末を紹介します。

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はじまり

住み始めて 4 度目の冬を迎えて、床暖を使い始めたところ、12月2日に床暖房で異常が発生。エラーコードは 173。調べてみると、暖房回路漏水検知とのこと。

ガス会社さんに来てい1時間ほどかけてチェックしてもらうものの、原因不明。一旦水を抜いた後に、自動注水をすることに。

翌日再発。

今度は3時間近くかけてチェックした結果、床暖のパネルの方で漏水しているとの判断。
パネル部分での漏水とのことで、ガス会社さんから施工店である住友林業に連絡してもらう。

翌日には住友林業から留守電に連絡入ったものの、連絡してきた担当者の方は「ガス会社さんから連絡あったんですけど…」みたいなコメントが入っているのみ。

家の保証書を確認すると、保証期間は2年。とっくに過ぎている。

このあたりでかなり不安になる。

ネットで調べてみると、床暖のパネル部分からの水漏れは基本的に施工ミスしかないというが一般的な見解。建てる時にも、給湯器部分は住んでいる間に壊れることはあっても、パネル部分は問題なく持つとの説明を営業さんから聞いていた。

この先どう話が進むのであろうか。

現場確認

埒があきそうになかったので、Web の窓口経由でコンタクト。

これで窓口担当が偉い方に変わり、ガス会社の連絡から4日後に住友林業が現場検証を実施。

床にできていた次の写真のようなシミと、磁石で探知した釘の位置が一致したことで、施工時のミスによる可能性が高いということになり、床をめくっての補修をすることになった。

この時点で費用は住友林業持ちを明言いただく。

少し安心したものの、床の張替えまで行うということで、それがいつになるのか気になり始める。

正直、一度床暖房になれると、エアコンの暖房はちょっときつい。できるだけ早く工事をしてほしい。一方で、不慣れな人に補修工事をしてもらって仕上がりが微妙になるのはもっと困る。

既に12月に入っていることも考えると、おそらく年明けになるだろうと覚悟していたら、工事日は12月21日との連絡。

意外と早い。

破損状況確認

朝の 9 時に、住友林業、補修専門大工さん、ガス屋さんが現れて作業開始。

この時点ではもうシミは消えていたが、シミがあった場所を中心にネジの位置を磁石で確認し、床板剥がし開始。

とても手際のよい大工さんで作業に見とれる一方、それまで普通に生活していた場所が丸のこでカットされるのはなかなかにインパクトがあり、結構ハラハラします。

あっという間にシミ部分の下側が見え、その部分が黒くなっていることを確認。漏水箇所はここで間違いなさそう。

問題個所の全体像はこんな感じ。床暖用のお湯が通る管も黒くなっています。

管を持ち上げると、次の写真のような感じで、管に穴が 2 つ開いていた。

ど真ん中を突いていることもあり、新築時は隙間が生じず問題にならなかったようです。それが3年経過することで錆が広がり、隙間ができてお湯が漏れたようです。写真には残せていませんが、管のなかでは錆が大きく広がって、お湯の通り道をほぼ塞ぐほどでした。

ちなみに、問題個所の付近のアルミの上には目立つ赤色で「くぎ打ち厳禁」と書かれています。完全な施工ミスです。

補修

問題個所が明らかになったので、その部分をカットし、チューブコネクタで新しいものと継ぐ。

チューブコネクタによる接続は、新築時のパネル間の接続でも行われている一般的な工事とのこと。

チューブが最後まで挿入されていないのがちょっと(かなり)気になりましたが、作業されている方によると大丈夫とのことだったので、信用することにした。何度見ても最後まで入ってないけど。

圧力をかけて漏れがないことを確認して補修完了。

現状回復

あとは、床板をはがすときにはがれたアルミを修復して、新しい床板を張って完成。

仕上がりはこんな感じで、完全に元通り。

作業が終わったのは、12時半ごろ。速かった。大工さんの作業にまったく無駄がないのが大きかったような気がする。

ちなみに、住友林業的には、床を剥がしても明確な原因が見当たらなかったり、一か所補修してもまだ漏れが収まらない場合を一番懸念していた模様。そのためか、当初は丸一日かかると言われていた。

帰られた後に早速床暖ON。サーモビューアで見ると、ちゃんと温かくなってくれています。

FLIR ONE Pro 19200画素 赤外線サーモグラフィー

家の冷暖房や断熱に関するトラブルを原因究明する際は、この手のサモグラフィーカメラがあるととっても便利です。

まとめ

問題が発生してから補修が完了するまで3週間。この間、不便だったのは確かですが、突発的に発生した事象に対する対応としてはとてもスピーディーで安心感がありました。

また、床を剥がしての工事だと、なんだかんだで仕上がりには一定の我慢が必要だと思っていたが、全くの杞憂だった。仕上がりは完璧。

ハウスメーカとしての底力を感じる貴重な経験になりました。

おまけ

写真を見返していたところ、交換後の管に切り込みがあるのを発見。

住友林業にメーカ確認を依頼し、問題ないとの回答を得ましたが、やや気になるところです。(「問題無い」という回答しか来ないのは分かってたけど、再発した際には問い合わせをして回答をもらっておくのが重要だと思うのです)

当日現場では気づかなかったので、もし同じような状況になった方は、床板を元に戻す前によく確認するのがおすすめです。パッと見ただけでは分からないです。

コメント

  1. 104 より:

    我が家も同じ事態に遭遇し、ジョイント部品での補修に疑問を抱いていますが、その後は水漏れ等の不具合はございませんでしょうか?

    • kimata より:

      レアケースと聞いていましたが、ままあるんですね。
      うちは修理後まだ2シーズン経過しただけですが、今のところ大丈夫です。

      ただ、修理後の菅に傷があったのは今でも気になっています。

  2. はーちん より:

    コメント失礼します。
    我が家も似たように床が色ムラ?湿っているといいますか他の床材と違う部分ができています。床暖房の水漏れを疑いましたが、
    床暖房の圧力検査をしても問題なしとされました。失礼ですが、こちらは床暖房の圧力検査をして圧の減少が見られたのでしょうか?どのような事で床暖房からの水漏れと判断されたのか教えていただけないでしょうか。

    • kimata より:

      はい.2日目の検査では,圧力検査をされていたと思います.

      ガス屋さんの連絡を受けてハウスメーカの方が見にこられました.その際に床の話をしたところ,ほぼここで漏水しているだろう,との見解が出て工事に至った感じです.

      ハウスメーカの対応はお見事でした.

  3. はーちん より:

    お返事ありがとうございます!
    やはり圧力検査をして異常があったとのことですか。異常の原因がわかることはこちらとしても安心しますよね。
    うちも早く異常の原因がわかれば良いのですが…
    ありがとうございました!