埋込型の散水栓を DIY で立水栓に付け替える方法を紹介します.
背景
家を建てた時には,あまりガーデニングする想定はなく,立水栓は玄関と真反対のみに設置したものの,最近は植木鉢やプランターが増えてきて水やりをすることが多くなってきたので,散水栓を立水栓に付け替えることにしました.
必要なもの
- 水栓柱 丸形アルミ柱HI-16×960シルバーN
- アルミの質感が良い水栓柱です.新築時にもこれを使って立水栓をつけてもらっているのですが,経年劣化がほとんどない優れものです.
- 水栓柱固定バンド SKB-M70-50
水栓柱を固定するための金具です.これを使って,水栓柱をコンクリートブロックの壁に固定します.今回使った部品の中では入手性が最も悪いですが,ガシッと固定するには必需品です.
- ガーデン用双口水栓 704-127-13
- 基本的に散水に使う予定なので,蛇口はホースコネクターが2個つながるものを選びました.
- VUパイプ75
- 水栓柱の根元をモルタルで固定する際の型枠として使います.他のもので代用でも良いと思います.
- サドルベースキット ステンレス
-
水道管を固定するための金具です.コンクリートにあける穴が1個で良いので,角度の微調整がしやすく使いやすいです.
水道管をコンクリートに固定する金具です.フレキパイプには,SBS16,ステンレスニップルにはSBS19 が合うと思います.
これ以外に水道を通すためのVP管やモルタル等をホームセンターで用意すると良いと思います.今回は,一部強度が欲しい部分はステンレス製のニップルを使用しました.呼び径15Aのものを使うと,インサート付のソケットと簡単に接続できます.
こんな感じ.
作業手順
- 最初に水栓柱を固定バンドを使ってコンクリート壁に固定します.設置場所を決めたら,ネジ穴を開けます.手順としては,基本的には,『コンクリートにネジ止めする方法』で紹介した方法を使えばOKです.
- 土台をモルタルで固めます.VUパイプを適当な長さにカットして型枠にするのがお手軽です.あとから外しやすいように切れ目を入れておくと良いと思います.
- モルタルが固まったら,サドルベースキットを使って水道管を固定していきます.
穴径は8.5mmとやや大きいですが,マキタの4モードインパクトドライバーと振動ドリルビットがあれば問題なく作業できます.
穴を開けた後は普通にネジ閉めするだけ.
完成
仕上がりはこんな感じ.しっかり固定されているので,子供が少しぶつかったくらいでは全然問題ない感じです.
蛇口側.
おまけ
使っているうちに普通の蛇口も欲しくなったので,部品を足してみました.
使ったのは,下記の部品.蛇口を思った位置に固定できるし,水は根もしないので使い勝手が良いです.
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