Amazon の買い物履歴情報を分かり易く出力するスクリプト,Amazhist を改良したので紹介します.
機能
このスクリプトの特徴は次の 3 点です.
- Excel ファイル形式での出力なので,分析が思いのまま
- 購入日や価格だけでなく,カテゴリや売り手等もリストアップ
- 履歴一覧に画像が付属
出力のスクリーンショットを以下に示します.実際に出力される Excel ファイルのサンプルはこちらにあります.
2015 年版からの改善点
以前の 2015年版 からの改善点は次の通りです.
- タイムセールに対応
- タイムセール中に購入したものも正しく情報を取得できるようになりました.
- エラーハンドリング
- エラーハンドリングを丁寧に行うようにし,分かりやすいメッセージを表示するようにしました.
ダウンロード
以下から取得できます.Git を使われていない方は Download ZIP から ZIP 形式でダウンロードします.
GitHub - kimata/amazhist: Amazon の買い物履歴情報を取得し,Excel 形式で出力するソフトウェア
Amazon の買い物履歴情報を取得し,Excel 形式で出力するソフトウェア. Contribute to kimata/amazhist development by creating an account on GitHub.
準備
このスクリプトは次のライブラリを使用します.インストールしていない場合は gem 等を使って入れておきます.
- Term::ANSIcolor
- Nokogiri
- Mechanize
使い方
このスクリプトは,次の 2 つから構成されています.
- amazhist.rb
- Amazon から履歴情報およびサムネイル画像を取得
- amazexcel.rb
- 取得した情報を整形し,Excel 形式で出力
amazhist.rb
まず,amazhist.rb の実行方法について説明します.
- 次の環境変数に Amazon の ID とパスワードを設定します.
- amazon_id
- amazon_pass
- 次のようにしてスクリプトを実行します.
1$ ./amazhist.rb -j amazhist.json -t img
引数の意味は次の通りです.- -j
- 履歴情報を保存する JSON ファイルのパス
- -t
- サムネイル画像を保存するディレクトリのパス
実行すると次のように進捗を表示しながら,履歴を収集します.
購入履歴が大きい場合,1時間以上かかることもあります.気長に待ちましょう.
amazexcel.rb
続いて,amazexcel.rb.
- Windows に Ruby をインストールします.こちらのスクリプトは WIN32OLE を使用するため,Linux や Mac では動きません.
- 次のようにしてスクリプトを実行します.
1$ ./amazexcel.rb -j amazhist.json -t img -o amazhist.xlsx
引数の意味は次の通りです.- -j
- 履歴情報を保存する JSON ファイルのパス (amazhist.rb にて生成したもの)
- -t
- サムネイル画像が保存されているディレクトリのパス (amazhist.rb にて生成したもの)
- -o
- 生成する Excel ファイルのパス
実行すると次のように進捗を表示しながら,Excel ファイルの生成を行います.
コメント