eBay で高精度な 10V リファレンス電源を入手したので,その紹介.
構成
注文すると 1 週間ほどで下記のものが届きます.
- 電池付き本体
- マニュアル
マニュアルには,以下の項目が記載されています.
- キャリブレーションをした日付
- キャリブレーション後の出力電圧 (届いたものの場合,10.00000V)
- キャリブレーション機材
- キャリブレーション温度 (届いたものの場合,20℃)
- 温度特性 (届いたものの場合,-8.3uV/℃)
- バーンイン時間 (届いたものの場合,829 時間)
実測結果
早速,自作のケースに収め,手持ちのデジマルで測定してみます.
Fluke 287 の場合,測定値は 10.001V.下記の 2 点を考えると妥当な範囲内となりました.
- 電源の温度特性は 0.000083V (気温はざっくり 10℃ のため)
- 測定誤差は最大 0.004V (0.025%, 2カウント)
- OP-125B OP型開閉プラスチックボックス
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ケースです.大きさ的には,ベストマッチです.余り考えずに作業すると部品が干渉するので,余裕を見るならもう 1 サイズ大きめのでも良いかも.
- T-600型貼り付けボス (10ヶ入り)
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基板をケースに固定するための部品です.樹脂のなかにネジが切られた金属が埋め込まれており,固定も取り外しも容易です.
- バナナジャック (赤)
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デジマルで端子を触れる形状であれば,何でも良いと思います.
- バナナジャック (黒)
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デジマルで端子を触れる形状であれば,何でも良いと思います.
- 表示灯 LED ブラケット DB-10-T
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電源 ON した際に,目視確認できるようにするために付けます.明るさを安定させるために VR1 の 12V 出力に 1kΩ 抵抗を介して付けました.
- DS-060K-S-ON-K
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スイッチです.適度な大きさで,穴開け及び固定もしやすく,個人的には気に入っています.
- テーパーリーマ
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穴を大きくするのに使います.LED も SW もこいつ 1 つでいけます.
続いて,SANWA CD771 の場合.測定値は 9.98V と誤差が大きいことが分かります.コスパ考えるとこれはしょうが無いですね.
ケースの作り方
最後にケース作成に必要な部品と道具を紹介しておきます.中身はこんな感じです.
千石電商 で入手するもの
MonotaRO で入手するもの
必要な道具
続いて必要な道具について紹介します.半田ごて等については省略し,ケースを加工するのに必要な道具のみ記載しています.
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