電気二重層コンデンサによる ESP32 駆動のその後

電気二重層コンデンサで ESP32 を駆動して半年以上経過したので,これまでの稼働状況を紹介します.

はじめに

電気二重層コンデンサを使った作成例はいろいろあるものの,長期稼働の状況を紹介したデータはあまりないので紹介してみます.

使うのは,『太陽電池と電気二重層コンデンサによる ESP32 駆動』で作成したモジュールのデータです.

結果

約7ヶ月間の,電気二重層コンデンサの電圧と周囲温度の推移をプロットすると次のようになります.

緑色の電圧に着目すると,次のようなことが読み取れます.

  • おおむね安定して充放電を繰り返せている
  • 太陽光が少ない真冬は満充電(4.2V)までできていないが,ほとんどの場合 3.8V を下回ることはない
  • 天候が優れない日が続くと電圧が 3.7V 以下まで低下

詳細に調べてみると2カ所ほど,通信が途切れている期間がありました.その 1 つがこちら.

電圧が 3.6V になったあたりで通信できなくなったようです.この日は雨が降っていたので,通信を再開したのは翌朝の11時近くになってからです.

もう2カ所も似たような状況だったので,稼働率としては 99.5% といったところでしょうか.

外観の変化

太陽電池を使う関係で紫外線を浴びる場所に設置することになるので,劣化を心配していましたが,半年程度経過時点ではこんな感じ.白かったケースが黄ばんできたこと以外は大きな変化はなさそうです.

まとめ

無線 LAN 通信を行う ESP32 を 4.2V 45F の電気二重層コンデンサ 2 個で駆動する場合,稼働率 99% 程度は確保できそうです.