中古で入手した LTO ドライブの状態を調べる方法

サーバー

HP 製の LTOドライブの状態を調査する方法を紹介します.

はじめに

LTO ドライブは新品ではなかなか手が届かない価格なので,個人だと中古しか選択肢がありませんが,中古だとその状態が気になります.特に磁気ヘッドは磁気テープと接触して摩耗するにも関わらず,外観からは状態がわかりません.

気になって調べて見たところ,HP 製のドライブには状態を調査する手段が用意されていることが分かりました.

準備

HPE Library & Tape Tools を導入します.

HPE Library & Tape Tools
https://www.hpe.com/jp/ja/product-catalog/storage/storage-software/pip.hpe-library-and-tape-tools.406729.html

手元の環境は Ubuntu なので,例によって deb に変換してからインストールします.

状態の調査

hpe_ltt コマンドを実行します.

キーボードで操作するインターフェースになっているのですが,やや操作方法がわかりにくいので,手順を紹介します.[ENTER] はエンターキーを押すことを意味しています.

  1. Press any key to continue と表示されているので,それに従います.
  2. Scan Mode Selection というタイトルで「2 [X] Saved/Manual Scan」と表示されていると思いますので,そのまま進めます.
  3. continue を選択します.
  4. 接続してある LTO ドライブが「1 [X] HP Ultrium 6-SCSI (Address: 1b0.0.0[27-/dev/sg0])」というような感じで表示されているので,1 を選択します.
  5. continue を選択します.
  6. 状態を知りたいので,health を実行します.なお,何も入力せずに ENTER を押すと,入力可能なコマンドが表示されますので,それを見ながら進めても良いと思います.
  7. 状態の読み出しを行います.
  8. 読み出した情報を表示します.

これで,ドライブの詳細情報が表示されたと思います.CTRL-D と CTRL-U でページの行き来ができますので,見たい情報が表示されている箇所まで移動します.

出力例

手元のドライブの場合,次のような出力でした.

ここから次の内容が読み取れます.

  • 磁気ヘッド等の摩耗部品の状態は良好.(Greate margin, 99% life remaining)
  • 基本的に読み出しのみに使用されていた.(Write の Previous tape が Unused)
  • 約2年強の期間使用され,電源ON/OFF 回数は40回.

思ったよりは状態が良さそうです.

おまけ

先ほどの方法を使うと,テープに関する情報も取得できます.手元の,SONY LTX2500GR だと次のようになっていました.Particle Type は BaFe となっていて,耐久性に優れたBaFe(バリウムフェライト)磁性体が使われていることが確認できます.

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