実家の見守りシステムを構築したので紹介します。
はじめに
離れて住む家族をゆるやかに見守るニーズが生じた際に、Ubiquiti の Protect All-In-One Sensor で冷蔵庫の開閉をモニターする方法が使いやすそうだったので、紹介したいと思います。
特長
似たようなサービスは既に色々と提供されていますが、それらと比較すると下記が優れていると思います。
- 磁気センサーによる確実なセンシング (誤検出なし)
- センサーがコンパクトでスタイリッシュ
- 必要なのは機器の購入費用のみ (サブスク費用は必要ない)
- Webhook に対応しているので、イベントに対する細かいカスタマイズ可能
- やろうと思えば監視カメラとの統合管理も可能
設置した時のセンサーの外観はこんな感じです。
必要機材
必要になるのは次の2つです。いずれも Ubiquiti ストアから購入できます。
- Protect All-In-One Sensor
- Bluetooth に対応した UniFi Protect 対応機器
Protect All-In-One Sensor
手のひらサイズのセンサーです。ドアの開閉や温度、湿度、照度等もセンシングできます。

通信手段として低消費電力な Bluetooth 5.0 を使い、カメラ用電池(CR123A) で約1年動作します。なお、電池残量もモニターでき、残りが少なくなって来たら通知がきます。
Bluetooth に対応した UniFi Protect 対応機器
センサーのデータを収集するための機器です。ものとしては、Bluetooth に対応して、UniFi Protect アプリが動くものならなんでも良いです。ゼロから揃えるなら、下記の DreamRouter がおすすめです。

すでに Unifi Protect 環境がある場合は、下記のページに記載されている、Bluetooth 対応のアクセスポイントのいずれかがあればOKです。
アクセスポイント1個につき、7個のセンサーを接続できるようです。
動作の様子
ドアの開閉があった場合、こんな感じで通知が来ます。一定時間内の重複したイベントは無視する設定も可能なので煩わしさは特にないです。(よく見ていただくと気づかれるかもですが、3拠点に設定していて、それぞれの拠点からの通知が入り乱れています)
開閉履歴が気になった場合、ログも確認可能です。
あと、見ようと思えば、温度・湿度の時系列グラフも表示可能です。居室にもう一個センサーを設置して、夏の熱中症対策をするのも良いかもです。
コメント