デッドスペースになりがちな階段下を使える収納にしてみたので紹介します.
構想
我が家は折り返し階段になっており,その下のスペースを物置的に使っていたのですが,幅が狭いわりに奥行きがあり,デッドスペースが大きくなっていました.そこで DIY で改善を図ることにしました.
作戦としては,下の図の赤線のように壁に沿って桁(水平方向の柱)を渡し,そこにハンガーパイプと棚板をつけることにしました.
必要な部材
使う材料はこんな感じです.棚板は記載していませんが,普通にパイン集成材とかがお手軽だと思います.
- コーナン オリジナル 白松材 長さ1820×厚み24×幅60mm
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先ほど赤で示した桁に使う集成材です.
1×4 だと薄すぎ,2×4 だと厚すぎる場合にぴったりです.色も薄いので,半透明の白で塗装してやると白い壁紙とよく合います.
- ステンレス ステー SL-10
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桁を固定するのに使う金具です.
ステンレス製で,板厚が 2mm あるので,強固に固定できます.
- オールステンレスパイプ 32mm
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ハンガー用のパイプです.
強度的には 25mm のものでも十分ですが,ハンガーが傾きやすいので,32mm がおすすめです.実は最初 25mm のものを使ったのですが,使い勝手が悪かったのでこちらのものに交換しました.
- U型ソケット
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パイプを固定する金具です.
写真だと写りが悪いですが,パイプと同じくオールステンレスなので質感がよいです.すぐ外れてしまいそうな構造をしていますが,小さく出っ張っている部分で固定できるようになっており,かなり強固に固定できます.
必要な道具
壁の下に柱があるか探す道具です.
固定場所を探すのに使います.電子式の下地探しもありますが,安定度や確実度を考えると,設置場所が決まっている場合にはこれがおすすめです.差し込める深さは使用するネジの長さを決めるときの参考にもなります.
水平を出すための測定器です.
柱を設置する際に必要になります.原始的ですが,水平を出す際に使うかどうかで,仕上がりから受ける印象がかなり変わってきます.
- Z ミニパネルソー導突目150
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木材を綺麗にカットできるのこぎりです.
目が細かいので,とても綺麗にカットできます.ささくれ立つこともありません.サイズが小さいので,厚みがあるものは切れませんが,今回使うような3cm未満のものであれば十分対応できます.
- 止型スコヤ 62081
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側面に対して直角な線を描くのに使う道具です.T字に出っ張っている部分を側面に当てることで確実に直角が描けます.原始的な道具ですが,使うかどうかで精度がかわり,見た目の印象が大きく変わるので道具箱に1個あると重宝します.
- パイプカッター
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ステンレスパイプをカットする為の道具です.
少しづつ締め付けながらくるくる回すと綺麗にカットできます.35mm のパイプだとかなり力が必要だったので,力に自信がない方は,50mm まで対応した PC-300 の方が良いかもしれません.
- 水性ポアーステイン ホワイト
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桁を白く染める為の塗料です.完全に白にするのではなく,木目を活かした白色にできます.白の壁紙と良く合います.
- 水性シリコンカラーSP つや消ホワイト
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L字のステンレスステーを白色にするための塗料です.水性ですが,金属にも普通に塗れます.
- 水性ウレタンニス
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透明のニスです.液体は白色ですが,乾くと白色になってくれます.水性なので,刷毛や容器の手入れが簡単なのでおすすめです.
- マキタ 充電式4モードインパクトドライバー 14.4V 黒 TP131DZB
電動ドリルにもなるインパクトドライバーです.柱にビスで固定する際に,下穴を開けたり,ネジを締めたりするのに使います.ドリルとインパクトドライバーが一体になっているので,これ1個あれば両方こなせます.
- L型アダプター 剛短
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インパクトドライバーの向きを90度回転させられるアダプターです.
壁際に壁と平行にネジ締めをする作業がとてもスムーズになります.インパクト対応を謳っているだけあって,がんがん使えます.
作業
下地を探して設置場所を決めたら,作業開始.
まず,柱用の木材を必要な長さにカットします.壁と壁の間の距離に対して 5mm ほど短くしておくと取り付けやすいです.
続いて,ステインで白く塗ります.二階ほど重ね塗りをすると,木目を生かしつつ綺麗なホワイトに仕上がります.最期に水性ニスを塗って保護しておきます.
取り付け用の金具も白く塗ります.
マスキングテープ等を使って,固定場所に目印をつけておきます.
続いて柱の固定を行います.
柱に水平器を取り付けた状態で作業すると,綺麗に水平が出せます.
ネジを締める箇所には Φ2mm のドリルで下穴を開けておくと木が割れたりせず,作業もスムースになるのでおすすめです.
左右の柱を設置したら,パイプに必要な長さを測ってカットします.
あとはソケットを取り付ければ完成です.
棚板は,ホームセンターで売られているパイン集成材に,ニスを三回重ね塗りしました.
先人達のアドバイスに従って,塗った後にヤスがけをすることを繰り返したら,自分で作ったとは思えないほど綺麗な仕上がりになりました.
水性塗料と電動工具を活用すると思ったより簡単にできるのでおすすめです.
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